登山道を上り詰め、大菩薩峠に足を踏み入れた瞬間に視界が一気にひらける。ここから雷岩にかけて続く爽快な稜線歩きは、まさにこの登山のハイライトだ。左手に富士山の圧倒的なシルエットを仰ぎ見ながら、青空に向かって伸びる木道を踏みしめる感覚は快感そのものである。
撮影ポイントとして特におすすめしたいのが、雷岩周辺の巨岩エリアだ。ゴツゴツとした岩場に腰を下ろし、南アルプスの山々や大菩薩湖(上日川ダム)を見下ろすアングルは、SNS映え間違いなしの絶景ショットとなる。なお、標高2,057mの大菩薩嶺山頂自体は樹林帯の中にひっそりと佇んでおり展望はない。そのため、景色を堪能し記念写真を残すなら、山頂に到着する手前の雷岩や稜線上での滞在時間をゆったり確保するのが賢明だ。