ふぐの毒はどこにある?部位別危険度とテトロドトキシンの真相【2026】

ふぐの毒はどこにある?部位別危険度とテトロドトキシンの真相【2026】

ふぐの毒はどこにある?部位別危険度とテトロドトキシンの真相【2026】に関する主要な事実を分かりやすくまとめました。詳細な解説をご覧ください。

「ふぐの毒は内臓だけにある」と思い込んでいるなら、それは重大な誤解です。ふぐの毒素であるテトロドトキシンの分布は、臓器だけでなく皮や筋肉、さらには血液や精巣(白子)の扱いに至るまで、種類ごとに細かく分かれています。 最も毒素が蓄積しやすいのが「卵巣」と「肝臓」です。ふぐの肝臓は「海のフォアグラ」とも称されるほど濃厚な脂と旨味を蓄えていますが、テトロドトキシンの宝庫であり、ほんのひとかけらを口にしただけで致死量に達します。産卵期の卵巣も同様で、未熟・成熟を問わず猛烈な毒性を帯びています。 見落とされがちなのが「皮」の危険性です。国内で流通するトラフグの場合、皮(外皮・とうとうみ・身皮)は珍味として広く親しまれていますが、同じフグ科でもヒガンフグやクサフグの皮には強毒が含まれています。外見が似ているからと素人判断で皮を湯引きにして食し、救急搬送される事故が後を絶ちません。 厚生労働省が定める「処理等により人の健康を損なうおそれがないと認められる水産動植物の種類及び部位」において、どの種類のどの部位が食べられるのかが厳格に規定されています。トラフグにおいて可食が認められているのは、基本的に「筋肉」「皮」「精巣(白子)」のみであり、肝臓や卵巣などの内臓全般は一切口にすることが禁じられています。

井上 凛
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井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。