Vivienne Westwoodのデザインは、それ単体で強烈な存在感を放つ。だからこそ、全身をアイコンで固めるのではなく、計算された引き算の美学を持つことが洗練への近道となる。たとえば、構築的な変形アシンメトリーシャツには、あえて無骨なヴィンテージデニムやクリーンなワイドスラックスを合わせる。主役となるアイテムの歪みを際立たせることで、作為のないモード感が立ち現れる。
フォーマルとストリートの境界を曖昧にするレイヤードも効果的だ。端正なセットアップのインナーにパンクなグラフィックTシャツを差し込む、あるいはフェミニンなドレープスカートに重厚なコンバットブーツをぶつける。相反する要素の衝突こそがブランドの真髄であり、周囲の視線を奪う唯一無二のオーラを醸し出す鍵となる。