予防接種を受けた直後の体内では、投与された不活化ワクチンに対して免疫システムがフル稼働で抗体を作ろうとしています。このタイミングで激しい運動を行うと、全身の血流が急激に促進され、免疫反応が過剰に刺激されて発熱や悪寒、倦怠感といった全身性の副作用が出やすくなるという懸念が生じます。
また、運動による疲労や脱水が重なると、本来作られるべき免疫の働きが妨げられる可能性も否定できません。厚生労働省の予防接種注意事項においても、接種当日は過激な運動を避け、体を清潔に保ちつつ安静に過ごすことが明確に指示されています。
万が一、重篤なアレルギー反応であるアナフィラキシーショックや迷走神経反射が起きた際、運動中だと「運動による息切れや疲労」なのか「ワクチンの副反応」なのかの初期判断が遅れる危険性も見逃せません。