省庁によって見解が分かれている点も、混乱に拍車をかけています。農林水産省が野菜(果実的野菜)とする一方で、文部科学省が公表している「日本食品標準成分表」を開くと、メロンは堂々と「果実類」の項目に記載されています。
食品標準成分表は、栄養指導や病院の献立作成、学校給食の栄養計算などに活用される公的データです。栄養学や食生活の実態に即した分類が求められるため、糖度が高くビタミンCやカリウムの補給源となるメロンは、リンゴやバナナと同じ果実グループに収められています。
つまり、国の機関であっても「生産と流通を管理する視点(農水省=野菜)」と「栄養と健康を管理する視点(文科省=果実)」で使い分けがなされており、どちらも正解というのが実態です。