カラスノエンドウの仲間には、姿形がよく似た野草が存在します。代表的な同属種との見分け方を整理しておきましょう。
・カラスノエンドウ(烏野豌豆):花は12〜18mmと大きく鮮やかな赤紫色。サヤには豆が5〜10個入り、熟すと真っ黒になる。
・スズメノエンドウ(雀野豌豆):花は3〜4mmと極めて小さく淡い青紫色。サヤに細かい毛が生え、豆は通常2個。
・カスマグサ(間草):カラスとスズメの「間」のサイズ。花は淡紫色でサヤの中の豆は4個ほど。
スズメノエンドウやカスマグサも同様に無毒で食用可能ですが、注意すべきはマメ科の有毒植物である「クサフジ」の一部近縁種や「エニシダ」などとの混同です。ツル性で葉の形が似ていても、花の形状や付き方が異なる植物には手を出さないのが野草採取の鉄則です。