「検査で異常なし」の胸痛に潜む病|微小血管狭心症の体験談と最新治療

「検査で異常なし」の胸痛に潜む病|微小血管狭心症の体験談と最新治療

「検査で異常なし」の胸痛に潜む病|微小血管狭心症の体験談と最新治療の詳細解説をお届けします。役立つ情報が満載です。

「胸の上に重い漬物石を乗せられたような苦しさが1時間も続くのに、病院に着く頃には『波形に乱れはありません』と突き放される。自分が嘘をついているかのように見られるのが、痛み以上に辛かった」

これは、都内在住の52歳女性が手記に記した切実な告白です。彼女は発作が起きるたびに救急外来を訪れ、3つの総合病院で心臓カテーテル検査まで受けましたが、主幹冠動脈に狭窄は見当たらず「異常なし」と宣告され続けました。精神科や心療内科へ回され、抗不安薬を処方される日々が3年も続いたといいます。

ウェブ上のコミュニティや闘病ブログ(「微小血管狭心症 治った人のブログ」など)を調査すると、同様の軌跡をたどる患者が驚くほど多い実態が浮かび上がります。ある40代後半の患者は、SNS上で「検査で異常なしと言われるたびに、家族からも『気の持ちよう』『大げさだ』と受け止められ、家庭内での孤立が深まった」と吐露しています。胸痛の検査で異常が出ない理由は明白です。心電図や一般的な冠動脈造影検査は、心臓の表面を走る太い主幹動脈(直径2〜4mm)の閉塞や狭窄を見つけるためのものであり、心筋の奥深くに張り巡らされた微小血管の攣縮(けいれん)を捉える構造になっていないからです。

患者たちが共通して語るのは、「専門医に出会い、微小血管狭心症という病名がついた瞬間に、憑き物が落ちたように救われた」という事実です。原因不明の痛みに怯え、自らを責め続けた歳月に終止符が打たれた安堵感こそが、治療への第一歩となっています。

吉田 誠
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吉田 誠

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