Q1:片方だけからドロドロした赤黒い血の塊が出るのは重病ですか?
A1:鼻腔内で滞留した血液がゼリー状の凝血塊(血豆のようなもの)になって出てくること自体は、出血後によく見られる生理現象です。ただし、「悪臭を伴う」「片側だけの膿のような鼻水と混ざっている」「数週間にわたって塊が頻出する」という場合は、副鼻腔真菌症や鼻腔・副鼻腔腫瘍が組織を破壊しながらじわじわ出血している疑いがあります。自己判断せず、速やかに耳鼻咽喉科で内視鏡検査を受けてください。
Q2:鼻血を繰り返す場合、内科と耳鼻咽喉科のどちらを受診すべきですか?
A2:第一選択は耳鼻咽喉科です。鼻出血の治療において最優先されるのは「どこから血が出ているのか(出血点)」を内視鏡で突き止め、物理的に止血することだからです。内視鏡や電気凝固設備のない内科では局所の止血処置が行えません。耳鼻咽喉科で止血処置を受けた後、高血圧や血液疾患などの全身的原因が疑われる場合に、内科へ紹介状を書いてもらい併療するのが最も安全で確実な受診ルートです。
Q3:抗凝固薬(血液サラサラの薬)を飲んでいて鼻血が止まりません。薬を休止してもいいですか?
A3:絶対に自己判断で服薬を中止してはいけません。薬を急に中断すると、予防していた脳梗塞や心筋梗塞、人工弁不全などの致死的な血栓症を引き起こすリスクが跳ね上がります。まずは小鼻を強く20分間圧迫し、それでも止血しない場合は処方医ではなく最寄りの耳鼻咽喉科や救急外来を受診してください。耳鼻科医が局所止血(タンポン留置や電気焼灼)を行い、必要に応じて処方医と連携して休薬の可否を判断します。
Q4:耳鼻科で行う「鼻血の電気焼灼術」は痛いですか?費用はどのくらいかかりますか?
A4:処置を行う前に、キシロカインなどの麻酔薬を浸したガーゼを鼻腔内に5〜10分ほど留置する局所麻酔を徹底するため、強い激痛を感じることは稀です。焼灼時に一瞬チクッとする感覚や奥にツンと響く刺激を感じる程度です。費用は健康保険が適用され(3割負担の場合)、検査料や投薬料を含めておおむね数千円から1万円前後で収まるケースが一般的です。日帰りで数分で完了する安全な処置です。