ダイニングの床やリビングの絨毯にケチャップを落とした場合、洗濯機で丸洗いできないため絶望感はさらに増します。しかし、「カーペットについたケチャップの掃除法」にも確立されたロジカルなアプローチが存在します。
カーペット清掃における最大のタブーは、水分を大量にかけてゴシゴシ擦ることです。擦ってしまうと、カーペットのパイル(毛足)の根本や下地のクッション材にまでケチャップが染み渡り、後日カビや悪臭の原因になります。
最初にスプーンや厚紙を使い、表面に乗ったケチャップを毛足を逆撫でしないように掬い取ります。次に、シミの上に直接「粉末の重曹」を山盛りに振りかけます。重曹の細かな粒子がケチャップの水分と油分をグングン吸い上げて固まるため、10〜15分ほど放置した後に掃除機で粉末ごと一気に吸い取ります。この段階で汚れの約7割が回収できます。
残った着色汚れには、ぬるま湯200mlに対して台所用中性洗剤を小さじ1/2程度溶かした液を作ります。清潔なタオルを浸して固く絞り、外側から中心に向かって叩き込むように汚れをタオルへ移し取ります。仕上げに、水拭きで洗剤成分をきっちり回収し、乾いたマイクロファイバータオルを当てて足で踏みつけ、水分を徹底的に脱水してください。毛並みを整えてドライヤーの冷風で乾かせば、シミひとつない元の美しいフロアが保たれます。