手元のカードリーダーや手続き端末の前で「免許証の暗証番号を忘れた」と焦り、記憶を頼りに適当な数字を打ち込むのは極めて危険です。結論から言えば、連続して3回入力を誤ると、ICチップの読み取り機能に即座にロックがかかります。
この「3回ルール」は都市伝説ではなく、警察庁が定めたICカード仕様に基づく強固なセキュリティ機能です。不正アクセスや総当たり攻撃(ブルートフォースアタック)によって個人情報を抜き取られる事態を防ぐため、端末側でエラー回数が積算され、3回連続で不一致となった瞬間にチップ内部の通信が遮断されます。
ここで多くの人が「電話で警察に問い合わせれば教えてくれるのではないか」「マイナポータルのような行政サイトからオンライン照会できるはずだ」と考えがちですが、電話照会やネット照会は全国どの都道府県警察であっても100%不可能です。電話口では本人の声かどうかを厳格に確認できず、不正照会によるなりすまし犯罪を招く恐れがあるためです。確認・解除を行う手段は、物理的な窓口への来庁に限定されています。