3歳児までの「友だちの隣でそれぞれが好きな遊びをする(並行遊び)」段階から、4歳児になると「共通の目的やルールを持って一緒に遊ぶ(連合・協同遊び)」へと質的な大転換が起こります。この時期に集団遊びへの熱量が爆発する最大の理由は、「自分と他者の視点の違い」を認識し始め、ルールを共有する面白さに目覚めるからです。
4歳児は、言葉によるコミュニケーションが急速に発達し、簡単な決まり事(順番を守る、タッチされたら交代するなど)を頭で理解して行動に移せるようになります。その一方で、自己中心的な欲求もまだまだ強く、「勝ちたい」「1番になりたい」という感情が激しく交錯します。この葛藤を経験しながら、幼児期の協調性と社会性の発達が促されていきます。
クラス全員が夢中になる仕掛けの本質は、「スリル(ドキドキ感)」と「共通の目的意識」のバランスにあります。「捕まるかもしれないけれど逃げ切れた」「みんなで同じポーズをとって笑い合えた」という原体験が、仲間意識を急激に育てる起爆剤となります。