耳の後ろのツボを押すと激痛?自律神経を整える正しい位置と押し方

耳の後ろのツボを押すと激痛?自律神経を整える正しい位置と押し方

耳の後ろのツボを押すと激痛?自律神経を整える正しい位置と押し方についての疑問解決ガイドを徹底解説します。

耳の後ろにあるツボを押して強い痛みを感じる場合、その大半は胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)や頭板状筋の過度な緊張、および毛細血管の血流低下に起因します。スマートフォンやPC作業で頭部が前方に突き出る姿勢が続くと、ボーリングの玉ほどの重さがある頭部を支えるため、耳の後ろの筋肉群に過度な負荷がかかり続けます。

筋肉が硬直すると血液やリンパ液の循環が滞り、発痛物質(ブラジキニンなど)や乳酸などの老廃物が局所に蓄積します。その状態でツボを上から圧迫すると、神経が過敏に反応して鋭い痛みを引き起こすわけです。

さらに見逃せないのが自律神経の乱れです。耳周辺には副交感神経と密接に関係する迷走神経の枝が分布しており、精神的ストレスや睡眠不足が続くと神経の興奮状態(交感神経優位)が抜けなくなります。これが筋緊張を助長し、痛みの感受性を高める悪循環を生み出しています。

ただし、注意が必要なケースも存在します。ツボを押して痛むのではなく「何もしなくてもズキズキ痛む」「触るとパチンコ玉のようなコリコリしたしこりがある」「赤く腫れて熱を持っている」という場合、単なる筋肉のこりではなく耳後リンパ節炎や粉瘤(アテローム)の可能性があります。風邪や中耳炎に伴うリンパの腫れ、あるいは皮膚疾患が疑われる際は、無理にツボ押しをせず耳鼻咽喉科や皮膚科を受診してください。

池田 達也
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池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。