『アンナチュラル』の世界は単体で終わらない。同じスタッフ陣が手掛けたTBSドラマ『MIU404』、そして巨大物流倉庫を舞台にした映画『ラストマイル』へと世界観が交差するシェアード・ユニバースとして今も拡張を続けている。
『ラストマイル』では、UDIラボのメンバーが再び法医学のメスを取り、流通爆破事件の犠牲者たちの声なきメッセージを読み解く場面が登場する。第4話で描かれた労働問題や第9話で描かれた組織の隠蔽体質など、『アンナチュラル』で提示された社会的テーマが、よりスケールアップした形で現代社会に問い直された。
犯人役を演じた俳優たちの重厚な演技があったからこそ、この架空の世界線には現実と地続きの確固たる説得力が宿り続けている。