華やかな芸能活動の裏側で、彼女は約11年間という長きにわたり実母の在宅介護に向き合ってきた。当時はまだ芸能人がプライベートな介護の現実をオープンに語ることが珍しかった時代である。肉体的・精神的な限界、孤独、そして介護うつとの葛藤――それらを隠さずに告白した著書や講演活動は、同じ悩みを抱える全国の介護者たちに救いをもたらした。
「一人で抱え込まないこと」「周囲や専門家にSOSを出すことの大切さ」を繰り返し訴える姿は、多くのメディアで大きな反響を呼んだ。実体験に基づいた言葉には一切の嘘がなく、リアルな生活者としての苦悩を知るからこそ言葉にぬくもりが宿る。介護を終えた今もなお、福祉やヘルスケアに関する彼女の発言は多くの社会的な注目を集め続けている。