インターネット上のコミュニティ(SNSや知恵袋など)を調査すると、カスタマイズに過剰に熱中した結果、逆に利便性を損ねてしまったという悲鳴が散見されます。
「SNSで流行っている透明アイコンや色統一テーマを真似してみたが、どれが何のアプリか瞬時に分からなくなり、連絡への返信が遅れるようになった」(20代・会社員)
「家族のスマホを親切心で整理したら、『いつもの場所にLINEがない』と猛反発を食らい、元に戻すのに半日かかった」(40代・主婦)
現場取材で見えてくるのは、「美しさ」と「道具としての即応性」は必ずしも一致しないという現実です。デザイン性を追求するあまり、アイコンラベル(アプリ名)を非表示にしたり、多重のフォルダ階層を作って奥深くに格納したりすると、脳が形状を認識する処理速度が落ち、結果として日々の動作に苛立ちが蓄積していきます。