ファンにとって最大の関心事は「ロックアウトはいつまで続き、開幕に影響するのか」という点でしょう。
ロックアウトの解除には、選手会とオーナー側が新たな労使協定に調印することが絶対条件です。しかし、双方が歩み寄りを見せるのは、往々にして「経済的な実害」が目の前に迫ったタイミングに限られます。
オフシーズン前半の12月や1月にロックアウトが突入しても、試合が行われていない期間は入場料収入や放映権料の損失が発生しないため、双方が強硬な姿勢を崩しません。事態が緊迫化するのは、2月中旬のスプリングトレーニング開始時期、そして3月下旬のレギュラーシーズン開幕直前です。
オープン戦が中止になり、レギュラーシーズンの開幕延期や試合数削減が決まれば、オーナー側は巨額の興行収入を失い、選手側も試合数に応じた年俸を受け取れなくなります。双方が痛み分けを受け入れざるを得なくなるデッドラインこそが、膠着状態を打破する唯一のトリガーとなります。