厚生労働省が推し進める診療報酬改定は、病院やクリニック経営の生命線を握るルールブックの書き換えに他ならない。制度が複雑化するにつれ、毎月のレセプト請求業務でミスを出さず、適正かつ漏れなく算定を行うスキルの価値は跳ね上がっている。
さらに、多くの現場でクラウド型の電子カルテシステムが標準化されたことで、従来の紙カルテ時代のような「手作業の職人芸」は過去のものとなった。現在の医療機関が求めているのは、システムの仕様変更に柔軟に適応し、入力フローのボトルネックを解消できる人材だ。この現場感覚を持つ人材に対しては、未経験採用であっても異例のスタート給与が提示されるケースが増えている。