フィリピン大学が育んだ異彩の才能として、忘れてはならないのがノーベル平和賞受賞者であるマリア・レッサ氏だ。彼女が率いる調査報道メディア「ラップラー」の奮闘は、フェルディナンド・マルコス一族の歴史的影響や権力構造の闇を鋭く突き、世界に衝撃を与えた。
彼女の戦いを追ったドキュメンタリー映画『A Thousand Cuts』は、海外の賞レースを席巻しただけでなく、配信プラットフォームのNetflixなどを通じて世界中に配信され、言論の自由を守る象徴となった。権力に屈しないジャーナリズムの根底には、まさに大学時代に培われた揺るぎない正義感と探求心が息づいている。