今回の値上げを引き起こした最大の引き金は、国際的な原油指標であるWTI原油先物価格の急騰と、外国為替市場での円安水準だ。日本経済新聞が報じた市況解説でも指摘されている通り、産油国の減産姿勢や中東情勢の地政学的リスクの高まりが原油調達コストを押し上げている。
これを受け、石油元売り業界各社は特約店向けの卸価格(元売り系列への出荷価格)の上方修正に踏み切った。原油を海外からの輸入に依存する日本にとって、為替の円安進行は輸入コストをダイレクトに膨らませる。毎日の経済ニュースで騒がれる価格高騰の波が、巡り巡って各地のガソリンスタンドのデジタル表示を書き換えているのだ。