一般的に「サンリオの顔」といえばハローキティが真っ先に思い浮かびますが、サンリオで1番古い初代キャラクターは1973年に誕生したクマの男の子「コロちゃん(Coro Chan)」です。ハローキティが世に出た1974年よりも1年早く、サンリオの自社開発キャラクター第1号として正式にデビューを果たしました。
コロちゃんは、のんびりとした素朴な表情が愛らしい黄色いクマのキャラクターです。最大の特徴は、両ほっぺについている丸いパーツです。公式設定によると、これは実は「大好物のコロッケ」であり、お腹が空くとほっぺのコロッケを自分で食べてしまうという、どこかユーモラスで温かみのあるバックストーリーが用意されています。
サンリオの公式アーカイブ資料や社史の記録によると、コロちゃんは当時、ノートやレターセット、ミニタオルなどの学童・ファンシー文具を中心に展開されました。現在のサンリオキャラクターに見られる「見る人を緊張させない丸みを帯びたフォルム」や「親しみやすさ」といった造形美学は、すでにこのコロちゃんのデザインにおいて確立されていたことが分かります。