2016年5月、桂歌丸師匠の勇退に伴う春風亭昇太師匠の司会就任という大刷新のタイミングで、当時45歳だった林家三平は『笑点』の新メンバーに大抜擢されました。しかし、番組開始直後から視聴者の間では「林家三平 つまらない 理由」を探る声がSNSを中心に急増することになります。最大の要因は、笑点大喜利という極めて特殊な競技空間と、三平の持つ芸風や人柄とのミスマッチにありました。
大喜利で求められるのは、短い制限時間の中で毒舌、自虐、機転の利いた言葉遊びを繰り出し、共演者と丁々発止の掛け合いを行う瞬発力です。三遊亭円楽師匠(6代目)の腹黒キャラや林家木久扇師匠のおバカキャラのように、明確なキャラクター付けとエッジの効いた回答が不可欠でした。一方、三平の回答は「妻である国分佐智子への愛妻ネタ」「母・海老名香葉子への頭が上がらないネタ」に偏りがちで、展開が読めやすくパンチ力に欠けると指摘されることが多かったのです。
舞台裏の証言や当時の特番インタビューにおいて、三平自身も「毎週日曜日の収録日が近づくたびに強い緊張感と恐怖心に苛まれていた」と吐露しています。真面目で気配りのできる性格ゆえに、他のメンバーの空気を読みすぎてしまい、思い切った発言ができずに空回りする悪循環に陥っていました。結果として、2026年12月26日の生放送をもって番組を卒業。「自分の力量不足を痛感した。もう一度一から修行をやり直したい」と自ら降板を申し入れたことが、笑点 林家三平 卒業 真相として広く知られています。