卒業ソングというジャンルには、時代ごとに数多くの名曲が生み出されてきた。しかし、なぜこの楽曲だけが20年以上の歳月を経てもなお、圧倒的な存在感を放ち続けるのか。その答えは、飾り気を排した旋律と、痛いほどまっすぐな歌詞にある。
J-POPの歴史において、卒業をテーマにした作品は数知れない。だが、彼女が高校時代に自らペンを執り、鍵盤に向かって紡ぎ出した言葉と音は、商業的な計算とは完全に無縁な場所で誕生したものだった。だからこそ、どれほど時代が移り変わろうとも、聴く者それぞれの個人的な記憶と深く密着するのだろう。