映画のアイコンとも言えるテーマソング「トライ・エヴリシング」。原曲を歌うのは世界的なポップスター、シャキーラである。圧倒的な声量と独特の節回しを持つ世界的大曲を日本語で表現するのは、並大抵のプレッシャーではなかった。
録音現場では、幾度となくフレーズの微調整が繰り返された。日本語の歌詞が持つリズム感と、原曲が持つ疾走感をいかに両立させるか。Dream Amiは吐息の混ぜ方や言葉の語尾の伸ばし方に至るまでこだわり抜き、何十回ものテイクを重ねたという。失敗を恐れずに何度でも立ち上がる主人公ジュディの姿勢と、スタジオでマイクに向かい続ける彼女の姿は、完全に重なり合っていた。
完成した楽曲は、子供から大人まで口ずさめる口当たりの良さを持ちながら、大人たちの背中をも強く押すメッセージソングとして瞬く間に日本中で大ヒットを記録した。