2026年の現在も、彼女の創作意欲と活動の幅は広がり続けている。長年親しまれてきた『NHK短歌』での選者やゲスト出演をはじめ、テレビ・ラジオの文芸番組や新聞コラムでの定例執筆など、多様なメディアでその存在感を発揮中だ。投稿者の短歌に対して見せる、温かくも鋭い批評眼は、短歌愛好家のみならず多くの視聴者を惹きつけて離さない。
創作の裏側においては、SNSを巧みに活用したリアルタイムな発信が大きな注目を集めている。社会情勢の劇的な変化や日々の些細なニュースに対し、即座に短歌という形で応答するフットワークの軽さは健在だ。机に向かってじっくりと思索を巡らせるだけでなく、デジタル空間で刻一刻と移り変わる現実を三十一音のドラマへと瞬時に仕立て上げる。言葉の魔術師としての手腕は、変化の激しい現代においてさらに洗練の度を増している。