ことわざ「猫に小判(ねこにこばん)」は、「どんなに価値がある貴重な品物であっても、その真価が理解できない相手にとっては全く役に立たず、無駄であること」のたとえです。
小判は江戸時代に流通した高価な金貨であり、人間社会においては絶大な経済的価値を持ちます。しかし、キャットフードやネズミを求める猫の前に小判を置いたところで、ただの冷たい金属の板にすぎず、遊具にすらならないケースがほとんどです。対象そのものの品質や金銭的価値がどれほど優れていても、受け手の知識・見識・需要が伴わなければ無価値に等しいという痛烈な教訓を含んでいます。