パラコードやワックスコード(蝋引き糸)、ポリエステル製マクラメコードなど、熱で溶ける合成繊維において最も強度が出るのが「焼き止め(ヒートシール)」です。接着剤を使わずに素材同士を一体化させるため、水濡れにも強く頑丈に仕上がります。
失敗しない焼き止めの手順とコツは以下の通りです。
1. 残す長さを1.5〜2mmに設定してカットする
根元すぎると結び目自体が溶けて崩れ、長すぎると溶けた樹脂が巨大なダマになって目立ちます。約1.5〜2ミリの長さを残してシャープなハサミでカットするのが黄金比です。
2. ライターの「青い炎の根元」を当てる
黄色い炎を当てるとススが付着して黒く焦げてしまいます。ライターを点火したら、炎の根元にある青い部分をコードの先端に一瞬(1秒未満)近づけ、じわじわと先端を溶かします。
3. ライターの金属部分やピンセットで押し潰す
糸先が丸く溶けたら、指で触らず即座にライターの側面金属部や平ヤットコで平らに押し当てて圧着します。結び目の溝へ溶けた樹脂をなじませることで、引っかかりのない強固なほつれ止めが完了します。