めんつゆはそれ自体が完成された出汁と醤油のベースだが、そこに「+1」の隠し味を加えることで、居酒屋や小料理屋で提供されるような深みのある一品へと化ける。
最も推奨される隠し味が「純正ごま油とすりごま」の組み合わせだ。めんつゆのまろやかな甘みに、香ばしい脂のコクとごまの風味が加わり、つゆの角が丸くなって奥深い味わいが生まれる。おつまみとして力強さを出したい場合は、チューブのおろし生姜とお酢を数滴加えると良い。酢の微かな酸味が後味を劇的にキリッと締め、箸が止まらない爽やかさを演出する。
大人の味わいを追求するなら、和ガラシをめんつゆに溶かし込む裏ワザも効果的だ。ツンと抜ける辛味がオクラの粘りと絡み合い、極上のお酒のアテが瞬時に完成する。漬け込み時間は冷たい状態で15分から30分程度。長時間を要さずとも、表面の下処理がしっかりしていれば短時間で均一に味が染み渡る。