彼女がパートナーとして選んだのは、日本プロ野球の横浜DeNAベイスターズ(当時の横浜ベイスターズ)で絶対的な守護神として君臨し、MLBのシアトル・マリナーズでも圧倒的な実績を残した「ハマの大魔神」こと佐々木主浩氏だった。偉大なアスリートとの結婚生活は、一見すると華やかに見えたが、その裏には想像を超える苦悩と覚悟が存在していた。
佐々木氏には前妻との間に誕生した幼い長女と長男がいた。24歳という若さで「2人の子の母親」となった榎本加奈子さんは、育児の経験もないまま、突如としてステップファミリーの中心に立つことになったのだ。自身の出産によって誕生した息子たちも含め、兄弟姉妹が複雑に交錯する家庭環境の中で、彼女が背負ったプレッシャーは計り知れないものだった。