不規則な生活が常態化する芸能界は、生活習慣が引き金となる2型糖尿病の発症リスクが高まりやすい環境と言える。ロケ現場で用意される高カロリーなお弁当や、深夜の反省会での会食、長時間の移動による運動不足など、血糖値を高止まりさせる要因が日常に潜んでいる。
特に女性の場合、ホルモンバランスの変動や年齢に伴う基礎代謝の低下が複雑に絡み合う。ストレスによって分泌されるコルチゾールなどのホルモンは血糖値を上昇させる働きを持つため、精神的負担の大きい現場では一層の注意が必要となる。
こうした事態を受け、昨今では医療・ヘルスケア産業が提供する最新のウェアラブルデバイスや持続血糖測定器(CGM)を導入し、リアルタイムで自身の血糖変動を可視化しながら仕事と治療を両立させる試みも広がってきた。テクノロジーの進化が、過酷な現場で働く人々の健康管理を支える時代へと変化している。