かつての「シニア向けファッション」は市場から消えつつある。今の60代は、若者のトレンドをただ追うのではなく、クラシックとモダンを融合させるのが実に上手い。上質なセットアップに、あえてクリーンなスニーカーを合わせる。あるいは、ヴィンテージのデニムを品よく履きこなす。そんな「引き算の美学」が彼らのスタイルだ。
体型の変化を隠すためのダボっとした服は選ばない。自分の身体にフィットする仕立ての良い服を知っていること。これこそが、大人の男としての説得力を生む。トレンドに流されず、自分の定番を持っている姿は、周囲の目にとてもスマートに映るのだ。