万博の会場となった夢洲では、従来の屋外イベントで見られたような野外の吹きさらし喫煙エリアは姿を消した。組織委が提示した答えは、においや煙の拡散を防ぐ密閉型コンテナと、そこに設置された先進的な脱臭・換気システムの導入だった。だが、最も大きな議論を呼んだのは、持ち込めるタバコの種類に対する厳格な制限だ。
紙巻きタバコの火気使用リスクと副流煙への懸念から、会場内は加熱式タバコ専用へと一働化された。この決定に対し、紙巻きタバコを愛好する層からは強い不満が相次ぎ、結果として会場周辺のペデストリアンデッキやバス乗り場付近での「隠れ喫煙」が横行。警備員による巡回監視のコストが跳ね上がる要因となった。