今年に入り、駅周辺の風景が一変した。JR福北ゆたか線(筑豊本線)の主要駅として機能してきたこの場所に、次世代交通システム(MaaS)の統合プラットフォームが正式導入されたからだ。スマホアプリ一つで電車、オンデマンドバス、シェア型電動キックボードの予約と決済がシームレスに完結する。
駅前広場に新設されたモビリティステーションには、急速EV充電スタンドや小型コミュニティバスのターミナルが整然と並ぶ。「乗り換えの待ち時間がほぼゼロになった」と話すのは、北九州市内へ通勤する40代の会社員男性だ。交通インフラの最適化によって、周辺住民の移動効率は前年比で約30%向上したというデータも出ている。