近年の彼を語るうえで欠かせないのが、音楽活動と並行して行われている自然や地方との関わりだ。自ら土を耕し、作物を育て、地域社会と対話する。都会の喧騒から離れた場所で過ごす時間は、彼にとって生命のエネルギーを充電する大切なプロセスとなっている。
地に足をつけた暮らしから生み出される言葉は、どれも飾りがなく本質的だ。ラジオ番組やイベントで見せる笑顔には、かつてのカリスマロックスタアというよりも、一人の人間としての温もりと懐の深さが滲み出ている。過剰なデジタル社会に疲れ切った現代人にとって、彼のこうした生き方そのものが一種の救いとなっているのかもしれない。