グラウンドに刻まれた数字以上の熱量が、この試合には凝縮されていた。千葉ロッテマリーンズが見せた粘り強さは、序盤のピンチを最小失点で凌いだ守備陣の集中力から始まった。相手打線の猛攻を受けながらも、バッテリーは冷静にコースを突き、試合の主導権を渡さなかった。
勝敗の分岐点となったのは6回裏の攻撃だ。ワンアウト満塁の好機で打席に立ったクリーンアップが、甘く入った変化球を鮮やかに捉えてライト前へと弾き返した。走者2人が生還し、一気に勝ち越しに成功。スタンド全体のボルテージは最高潮に達し、ベンチからも歓喜の声が爆発した。この一打が相手投手の集中力を打ち砕き、試合の流れを決定づけた勝負所となった。