真輝さんがこの世に生を受けた瞬間から、過酷な闘病生活が幕を開けました。妊娠中から判明していた「臍帯ヘルニア(さいたいへるにあ)」に加え、出生直後には内臓の奇形である「食道閉鎖症」や心臓疾患(ファロー四徴症など)が次々と発覚したのです。
母乳やミルクを自力で飲み込むことができないため、生後すぐに複数回にわたる大規模な外科手術が施されました。さらに生後間もなく脳梗塞を発症したことにより、右半身麻痺や言語機能への重度障害が残ることとなりました。
呼吸が自立できず一時期は気管切開と人工呼吸器の管理が不可欠であり、栄養を直接胃に届けるための「胃ろう」の造設手術も行われました。これまで乗り越えてきた手術の回数は十数回に及び、医師から「命の保証ができない」と告げられた夜を何度もくぐり抜けてきた経緯があります。