サプライズ花火が打ち上がるたびに、SNS上では事実とは異なる憶測やデマが瞬く間に拡散する傾向が見られます。情報リテラシーの観点から、松山市民が知っておくべき代表的な盲点と誤解を是正します。
典型的な誤解の一つが、「公式発表がないから違法なゲリラ打ち上げではないか」という疑念です。「愛媛県松山市花火公式発表」を市の公式サイトで探しても該当ページが見当たらないのは、行政主催のイベントではないために過ぎません。民間主催の打ち上げであっても、指定の保安距離の確保、消火設備の配備、消防本部への正式届出がなされていなければ花火玉を発注・消費すること自体が不可能です。法に則った厳正な手続きの上で打ち上げられています。
もう一つの盲点は、ネット上の「特定班」による過去映像の誤拡散です。音が鳴った直後に「現在の松山の様子」として数年前の三津浜花火大会の壮大なフィナーレ映像が転載され、それを見た人々が「今夜は大規模な祭りがあるのか」と現場へ車を走らせてしまうケースがあります。結果として目的の場所に到着した頃には数分の花火は完全に終了しており、無用な渋滞だけが取り残されるという二次被害も発生しています。