現場でまず視覚的な議論を呼んでいるのが、地下アイドルの過激な衣装と常軌を逸したステージ演出です。かつては特別なイベント限定だった水着ライブが日常化し、下着をモチーフにしたランジェリー風の衣装や、胸元・ヒップラインを極限まで露出させたデザインが標準化するグループも現れました。
視覚的な刺激にとどまらず、パフォーマンスそのものが暴走するケースも後を絶ちません。客席へのダイブやリフトはもちろん、ファンに酒を吹きかけたり、ステージ上でバリカンを使って髪を刈り上げたりといった、アングラサブカルチャー色の強いパフォーマンスが一部で熱狂的な支持を集める一方、重大な安全管理上のリスクを引き起こしています。
こうした事態を受け、ライブハウス側のパフォーマンス規制は年々厳格化しています。消防法違反の恐れがある演出や、近隣店舗からの苦情、風俗営業法に抵触しかねない露出に対して、会場側が特定グループの「出禁」や「貸出拒否」を通告する事態が頻発。現在では、多くのライブハウスが事前に衣装の露出度基準や演出内容の申請を義務付けるなど、防衛策を講じる動きが一般的になっています。