不知火型はなぜ選ばれる?短命の呪いを白鵬・照ノ富士が覆した真相

不知火型はなぜ選ばれる?短命の呪いを白鵬・照ノ富士が覆した真相

不知火型はなぜ選ばれる?短命の呪いを白鵬・照ノ富士が覆した真相とは一体何なのか? 背景や要点を整理してお届けします。

大相撲における土俵入りの意味は、単なる入場パフォーマンスではありません。土俵の邪気を踏み鎮める「四股(しこ)」や、武器を持たず潔白であることを示す「手の平を相手に向ける所作」など、神道儀礼としての深い精神性が宿っています。その最高峰である横綱土俵入りにおいて、不知火型と雲竜型の違いは主に「せり上がりの所作」と「締める綱の形状」の2点に集約されます。

不知火型のせり上がりは、仕切り線から立ち上がる際、両腕を左右に大きく広げながらせり上がるのが特徴です。右手を前方に伸ばし左手を胸元に当てる雲竜型が「攻防兼備(守りを固めつつ攻める)」を表すのに対し、不知火型は両腕を開ききることから「攻撃一偏」「攻撃重視」の型と評されます。堂々たる体躯を誇示するその姿は、観客席の隅々まで圧倒的な迫力を放ちます。

背面に締める純白の綱にも明確な差異があります。雲竜型が背中の輪(結び目)を1つにする「1本輪」であるのに対し、不知火型は輪を左右に2つ作る「2本輪」で結ばれます。このため、不知火型で使用する綱は雲竜型よりも長く、重量も重くなります。支度部屋で綱を締める際にも高い技術と力が必要とされ、後ろ姿の優美さと重厚感は不知火型ならではの見どころです。

橋本 菜々子
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橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。