日本語の豊かな表現力を味わううえで、近代文学の文豪たちが遺した言葉の数々は最良の教科書となる。岩波書店から刊行されている明治・大正期の古典文学を開くと、著者たちが「悪」という言葉を単なる道徳的悪徳としてだけでなく、人間の業や複雑な感情の現れとして巧みに描写していることに気づかされる。
夏目漱石や芥川龍之介といった名文家たちは、「悪」に対峙させる言葉として、時に「美」、時に「真実」、あるいは「誠実」といった多彩な表現を選び取った。単一の対義語にとらわれず、文脈に応じて最適な表現を選び抜く力。それこそが、私たちが目指すべき本物の語彙力であり、言葉を深掘りする醍醐味と言えるだろう。 (出典: 悪 反対 語(Yahoo!ニュース))
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