このカルチャーの中核を成しているのが、接触イベントおよび特典会と呼ばれる時間だ。握手やチェキ撮影時のハグ、耳元での甘い囁きなど、日常では味わえない特別なスキンシップが提供される。これにより、ファンは単なる「鑑賞者」から「承認を得たい存在」へと立場を変化させていく。
「自分がもっとお金を使わなければ、この子はグループ内で立場を失ってしまう」「他のファンに負けたくない」という心理的焦燥感が、消費に拍車をかける。バイトの給与や貯金をすべて注ぎ込むだけにとどまらず、借金を重ねてまで現場に通いつめる若者の姿は、もはや他人事ではない。