アキバカルチャーがメインストリームへと駆け上がる過程で、時代のアイコンとなった女性たちの存在は欠かせない。その先駆者として圧倒的な影響力を誇ったのが中川翔子だ。彼女がブログやメディアを通じてオタク趣味を堂々と、かつ魅力的に発信し続けたことは、「オタク=隠すべきもの」という世間の固定観念を打ち破る決定的なターニングポイントとなった。
続いて、アイドルグループで異彩を放ち、独自のポジションを確立したのが最上もがである。自身がゲームやアニメの熱狂的なファンであることを隠さず、メディアで自身の葛藤や趣味について素直に語る姿は、同世代の女性たちから絶大な共感を集めた。彼女たちの登場によって、「自分らしく趣味を楽しむ姿」がポジティブな自己表現として肯定される時代へと一気に加速したのである。