科学や医療の文脈を離れ、人間の精神史や文化に目を向けると、この生物は「無常」と「再生」の象徴として描かれてきた。19世紀フランスの詩人シャルル・ボドレールは、その代表作『悪の華』に収められた名詩「死体」の中で、道端に転がる腐肉とうごめくウジ虫の群れを鮮烈な描写で表現した。
シャルル・ボドレールは、醜悪な腐れゆく肉体の中に潜む溢れんばかりの生命力と、あらゆる美も最終的には自然の肉塊へと還っていく残酷な現実を対比させた。腐敗と生成、醜と美が表裏一体であることを示した彼の詩論は、現代の私たちが抱く不快感の裏側に、抗えない命の循環プロセスが存在することを静かに物語っている。 (出典: 蛆虫 と は(Yahoo!ニュース))
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