「自分より稼ぐ男性でなければ尊敬できない」という価値観は、現在の結婚市場において急速に姿を消している。現場を支える婚活サービス産業の最新データによれば、年収800万円を超える30代・40代の女性層が、年収400万円台で柔軟な働き方をする男性を指名するケースが年々増加中だ。
背景にあるのは、女性の就労率向上とキャリアの成熟である。家計の主たる担い手として十分な稼ぎを持つ女性が増えた結果、結婚相手に求めるのは「お金」ではなく「柔軟な家事・育児のサポート」や「自分を一番に応援してくれる包容力」にシフトした。経済的依存関係からの脱却が、結婚観そのものをダイナミックに変容させている。