日本の伝統的な「妖怪」の系譜を引き継ぐこのモチーフは、国境を越えて映像エンターテインメントの題材としても進化を遂げていく。アジア圏に伝わる独自の怪談や忌まわしい伝承と結びつき、本格的なホラー作品へと結実した。
台湾の都市伝説をベースに制作されたホラー映画『人面魚 THE DEVIL FISH』はその代表例であり、呪われた怪魚を巡る恐ろしい惨劇を描いて大ヒットを記録した。本作は現在、Netflixをはじめとするグローバル・ストリーミングサービスで配信され、世界中のホラーファンを恐怖に陥れている。古来からの怪異現象が、現代の映像技術によって世界規模のコンテンツへとアップデートされた格好だ。