FA人的補償制度におけるプロテクトの基本は「28人」である。支配下登録選手の中から、球団が指定した28人のみ他球団からの指名を回避できる。ただし、すべての選手を28人に含める必要はない。外国人選手や、その年のドラフトで獲得した新入団選手、育成選手などは自動的に人的補償の対象外となるルールが存在するためだ。
実質的な枠計算は見た目以上にシビアだ。28人プロテクト枠リストを作成する際、主力投手陣とレギュラー野手を並べただけで、あっという間に20枠近くが埋まる。残り8枠ほどを若手プロスペクトとベテランのどちらに割り振るか。ここが生粋の球団フロントの手腕が試される分岐点となる。