全国2位と3位にランクインするのが、北海道の大地に広がる石狩平野と十勝平野です。同じ北海道でありながら、両者は気候と土壌の違いから全く異なる農業を展開しています。
日本第2位の広さを持つ石狩平野の特徴は、かつて日本海へ注ぐ石狩川流域に広がっていた広大な低湿地・泥炭地にあります。作物が育ちにくい過酷な湿地帯でしたが、明治期以降の大規模な排水工事と、客土(他から良質な土を運び入れる土壌改良)によって見事に克服され、現在では北海道有数の米どころへと変貌を遂げました。
一方、3位の十勝平野の農業は、寒冷な気候と火山灰土を活かした畑作と酪農が中心です。1戸あたりの経営面積が本州とは比較にならないほど広く、大型機械を駆使したメガファームが立ち並びます。土壌の地力を保つために、ジャガイモ(馬鈴薯)、小麦、てん菜(ビート)、豆類を順番に植え替える「輪作」を行っている点も、地理のテストで頻出の基礎知識です。