番組の味わいを深くしているのが、スタジオでVTRを見つめるMC陣の絶妙な立ち振る舞いだ。お笑いタレントのビビる大木と、おぎやはぎの矢作兼。このふたりが醸し出す温かな空気が、時に重くなりすぎる一般人の人生模様を柔らかく包み込んでいる。
ビビる大木は情に厚く、画面の中の人物が抱える苦悩や喜びに対してストレートに感情を移入する。一方で矢作兼は、独特の脱力感と冴え渡る洞察力で、どんなに奇抜な生き方をする人物であっても「そういう人生もいいよね」とフラットに受け止める。他人の生き方を笑いものにせず、説教もせず、ただ温かく見守る。彼らのレスポンスがあるからこそ、視聴者は安心して他人のプライベートな領域へと感情移入できるのだ。