都心部の物流を支える大動脈でも、未曾有の工事が進行中だ。なかでも長寿命化を目指す首都高速道路大規模更新事業は、高度な施工技術と過密な工程管理が同時に求められる難事業として知られる。老朽化した橋梁の架け替えや床版の取り替えに伴う舗装作業には、極めて高い精度が不可欠だ。
これに対し、行政側も本腰を入れている。国土交通省が主導するi-Constructionの推進やDXの導入は、建設現場の生産性を劇的に変えた。ICT技術を活用した自動転圧システムやドローンによる測量など、現場の風景は数年前とまるで異なる。
政策的な後押しも強力だ。防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策をはじめとする予算措置が継続的に投じられており、インフラ関連企業の受注環境には強い追い風が吹き続けている。