二人の関係において象徴的だったのが、大ヒットアニメを氷上で表現した『ワンピース・オン・アイス』での共演だ。主演のルフィ役を演じた宇野と、ビビ役を務めた本田。熱量の高い演技と息の合ったコンビネーションは、観客を魅了し、大きな話題を呼んだ。この舞台での共演は、二人のプロフェッショナルとしての絆を強固にした一方で、ひとつの区切りとなったとも言われている。
プロ転向後、宇野はトヨタ自動車の所属として安定したバックアップを受けつつ、世界的なアイスショーや表現者としてのキャリアを突き詰めていった。一方、本田はスケートの枠を超えた幅広いエンターテインメント領域へと進出。それぞれのプロとしての境遇や置かれた環境が変化するにつれ、共有できる領域と個別の領域のバランスが徐々に変わっていったのは自然な流れだったのかもしれない。