トライポフォビアが広く世間に知れ渡る大きなきっかけとなったのが、海外ドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー:カルト』だ。女優サラ・ポールソン演じる主人公アリーが、蜂の巣やサンゴの造形に対して極度のパニック発作を起こすシーンは、世界中で大きな話題を呼んだ。
このドラマの放送後、ポスタービジュアルやプロモーション映像に使用された集合体デザインをめぐり、視聴者からの抗議が殺到する事態となった。エンターテインメント業界においても、過度な視覚的恐怖を与えるデザインの露出には慎重な配慮が求められる時代へとシフトしており、トライポフォビアが認知された文化的な足跡として記憶されている。